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‘Seicho no genkai’ o meguru sekai chishikijin 71-nin no shogen (1973)

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‘Seicho no genkai’ o meguru sekai chishikijin 71-nin no shogen

(1973)–Willem Oltmans–rechtenstatus Auteursrechtelijk beschermd

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3 ヤン·ラインべルへン

ヤン·ラインべルへン (Jan Tinbergen) 教授は、オランダのロッテルダムにあるオランダ経済大学で数理経学おょび開発計画を教えている。

オランダのハーグで一九〇三年に生まれ、ライデン大学で物理学と数学を学んだ。一九四五年から五五年にかけて、ハーグの中央計画局長をつとめ、一九三五年から六八年にかけてロッテルダムにあるオランダ経済研究所長をつとめた。

テインべルへン教授は、数々の名誉学位をおくられたほか、一九六七年にはエラスムス賞を、また一九六九年には、ノルゥエーのオスロ一のラグナー.フリッシュ教授とともに、ノーべル経済学賞を受けた。

世界的にしられた彼の著作の中には次のょぅなものがある。『世界経済の形成』 (一九六二年) 、『過去からの教訓』 (邦訳書名は『新しい経済』 (一九六三年) 、『開発協力の戦略のために』)(一九六七年)Ga naar eind〔註1〕 MIT報告『成長の限界』のブラスおよびマィナスの点は何でしようか。

 

私がひじょうに大きなブラスの点と考えますのは、人口爆発、エネルギーおよび原料の枯渴、環境汚染の増大といった、いくつもの新しい現象の複合的影響の評価を、はじめて試みたということです。それがきわめて重要な点です。他面では、ほとんどやむをえないことですが、マィナスの点もあります。利用されているモデルはひじょうに正確だというわけにはもちろんいきません。たとえばもしかしたらおこるかもしれないさまざまな災害などの全世界的な分布が問題になる場合が特にそうです 。ですから、もっと正確なアブローチの必要があることは歴然としていると思います。そしてじつは、ご存知でしょうが、MIT報告の続編としてすでに若干の他の計画が開始されております。

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他の計画とはたとえば?

まず第一に、私が今いったことの帰結として、私たちはオランダでH.リンネマン教授の指導のもとにモデルを細分化する試みをしたいと思っています。すなわち、地球を六つばかりの異なった地域にわけて考えますし、また、同時に製造工業や他の経済部門の細分化も行ないます。そのようにして、いくつかの点でもっと信頼できる洗練されたモデルをつくり出したいと望んでいるのです。

一例をあげてみましょう。ある部面の問題は、価格機構の自然な反応によって解決されうると仮定することが適当と思われます。公害を出す產業はますますひき合わなくなる、と期待できます。なぜならそれらの產業は、汚染をさけるためにかなり重要な新しい装置に投資しなければなりませんから。ユニリーバ社の一専門家やァメリカと日本の他の研究者は、たとえば次のようなことを計算しました。もしそれらの必要な設備に国民所得の約三バーセントが費やされるならば、十中八九汚染は危険 水準以下におさえられるというのです。もちろん、その場合でさえ残る汚染は依然として大きな問題ではありますが、ある程度までは、市場メカニズムによって解決されるでしょう。それは、どのような種類の代替が行なわれるかに、あるいはたとえば消費者がある生產物から他の生産物への転換をどの程度すすんで行なおうとするかに、依存しています。また、同じことが経営者にもあてはまります。彼らが、はたしてその工程を変化させて、今まで以上に多くのエネルギーをではなく、より少ない エネルギーを用いるような方法に、あるいは枯渴してしまったかほとんど枯渴してしまいそうな原料などを利用するのをさけようとするやり方にすることができるかどうか、という問題です。この計画は、おわかりでしょうが、多数のひじょうに異なった分野の人々の協力を必要とします。そこでわれわれは、物理学の分野、化学の分野、生物学の分野で作業をするサブ.グルーブを編成しようと計画し、そして現に実行しております。

 

全部オランダでですか?

全部というわけではありません。しかしかなり多くがオランダです。そのほかに、さらにこの計画に対する他の西ヨーロツバ諸国からの協力者をさがしているところ

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です。すでに才ランダ以外の闻の若干の専門家と共同作業を行なつています。

 

新しいモデルを設計するのにどれくらい時間がかかリますか。

一九七三年の中頃ないし終わり頃までにそれ相当の仕事をやりとげるように最善を尽す、とアゥレリオ.ベッチェィ博士Ga naar eind〔註2〕に約束しまし たGa naar eind〔註3〕。 しかし問題はどちらかといえば逆に立てられなければならないと思います。つまり、その時点までにある程度の成果を得なければならないということは承知していますが、いつたいどれだけのことを明らかにすることができるのか、という問題が残つているわけです。

 

ティンべルヘン教授、ストックホルム会議では、ロバート. S.マクナマラGa naar eind〔註4〕が、開発計画にGNPの三パーセント分のコストを追加するだけで汚染の抑制は行ないうると推定している、と述べましたね。これは、公害問題のために費用を負担する用意ができていなかったように思われる開発途上国に、強硬な反対意見を生じさせることになリましたが。

私は、開発途上国の困難、あるいはむしろ懸念といったものを十分に理解しております。なにはともあれ、あらゆる国の間で所得のよりよい分配が行なわれなければならないという意見をもっています。

 

そのことは国内とか、大陸内にもあてはまるのですか。

 

もちろん両方です。つまり、われわれは、開発途上国のためのより強力な開発計画を支持しています。ということは、これらの新しい投資のために富んだ国がより大きい部分を負担しなければならない、ということです。その上幸いなことに、この点については若干のブラスの側面もあります。たとえば、既存の汚染を理由として富だん諸国の新しい産業にある種の条件を課するならば、それらの諸国の製品価格をひきあげることとなり、それと同時に天然産品の鞔争的地位を強化することになりま す。特に、化学合成の分野には多くの汚染産業があることを考慮に入れるならば、貧しい国々の世界市場における地位は、その点では、よりよくなるでしょう。多くの異なった観点がありえますが、われわれの計画では特にこの問題にとりくむつもりです。これもまた、開発途上

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国と先進国とを区別した六地域への地理的区分をモデルの中にとりいれた理由です。

 

それでは、あなた方の研究で扱う地域の一部は開発途上地带にあるものなのですね。

 

そうです。なぜならわれわれは、メドゥズのチー ムGa naar eind〔註5〕がやったのと同じょうに、世界を全体としてとらえる試みを続けているからです。メドゥズの場合は地域区分を明らかにしなかったので、開発途上国の地位がどのょうになるかについては何もわから なくなってしまった、と思うのです。これがわれわれのチームが痛感していることであり、造非とも解決されなければならない問題です。開発問題とローマ.クラブのアブローチとは密接に関連していますから。

 

『成長の限界』は、指数的成長の減速、経済の鎮静、利潤追求のためだけの競争の抑制、といったことを提唱しています。しかし開発途上世界は、貧困を克厢するためにさしせまって必要としている発展を、日本の例にみられるような誤リを繰リ返すことなしに、どのようにして実現することができるのでしようか。

 

開発途上国の生産は上昇を続けなければなりません。いいかえれば、必要とされている減速の大部分は富んだ国々で行なわれなければならないということです。ご存知のように、貧しい国々の人々は、一人当たりでは、危機にひんした資源のひじようにわずかな部分しか使っていないのですから、もし制限が必要だというのであれば-多分必要でしようが-それを適用するのは何よりもまず先進国に対してであるというのは理の当然です。貧しい国々がその実状を改善する必要性、あるいは私なりにいえ ば、生活の基本的な必需品を彼らが確保する必要性に対しては、なお、高い優先度が与えられるべきです。もちろん、あらゆる国に対して等しく強調されなければならないような問題もあります。その一例は人口問題です。人口増加の速度を遅くする、それもかなり思いきつて遅くするということが、世界中のほとんどすべての人々にとって必要です。ごく最近、ほっとするような事例がみられました。たとえば、若干の東南アジアの国で、その一人当たりの平均所得は一年間に三百ドル足らずである というのに、出生率はすでに低下を始めていることがわかりました。従来、この種の知惠が生まれてくるまでには、年間の一人当たり所得が千ドルの水準に到

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達することが必要である、と一般に考えられていました。こういう事例をみると、今や多少希望がでてきたわけです。しかし、私の考えでは、人口の抑制は、とりわけ、かなり人口過剰状態にあるョーロッバ諸国においても、行なわれなければならないことです。あなたは「生き残りのための青写真 」Ga naar eind〔註6〕をごらんになったでしよう。私はその全部に賛成というわけではありません。若干の点でそれはあまりにユートビア的です。しかし、将来は人口の減少に期待をつながなければならないという彼らの考え方には、たしかに同意できます。そのような時がやがてくるかもしれません。しかし、それはそうとう長期的な展望の問題です。全世界にとってそれが最善の政策だろうと思います。しかし、そ れは百年先の問題です。

 

もし资源が減少してゆきつつあるとすれば、攻撃性 (aggression) はどのへんで生じてくるとお考えですか。

 

それはひじように重要な問題です。しかし、いうまでもありませんが、意見をいうのがひじようにむずかしい問題でもあります。攻擊性の一つの原因は、コンラート.ローレン ツGa naar eind〔註7〕によれば、過密です。若干の豊かな国国では人口が減少しなければならないと主張する場合に、私は特に、オランダのことを考えているのです。オランダでは、過密はひじょうに重大な現象です。それが、すでにふつうにみられるようになゥているいらだちの、原因になっ ています。

 

それから、富のよリよい分配をどうやクて達成するかについて話してください。

 

過密の問題を別にすれば、おっしゃるとおり、ますます欠乏しつつある原料の分配をめぐってたいへんな問題が生ずるでしょう。われわれとしては、現段階ではまだ確実なことは何もいえません。われわれのモデルがどこまで精密化できるかにもよることですから。しかし、将来のある時点で、商品協定を、単に農產物についてだけでなく、銅や銀などの金属についても、締結しなければならないという可能性は依然としてあります。アルミニゥムは多分たいした問題にはならないでしょう。まだ大 量のボーキサィトが存在しますから。これらすベてが、ひじょうな重要性をもった新しい問題になってくるだろうことは確実です。そして平和的手段によるこの問題の解決は、西側および社会主義両ブロックの叡知に大いに依存

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することになります。

 

バリー.コモナーGa naar eind〔註8〕は、ストツク木ルムの会議で、われわれはまたゴムの木に頼らなければならないといっておりますが。

 

私はそのもう一歩先を考えます。事実、われわれが直面している最大の問題の一つは、農業について一っの選択をしなければならない、ということだと思います。二つの主要な流れが存在することはまったく明らかです。その一つは、簡単のために「緑の革命」とょんでおきますが、今まで以上に肥料や水などを施すものです。もう一つは、「自然循環農業」とょばれますが、これが今やクローズアップされてきているもので、一つの解決に十分なりうるものです。じっさい、長期的に解決しなけれ ばならないもっとも重要な問題は、枯渴する原料を基礎にした経済から、地球の外からはいってきてあまり十分には利用されていない太陽光線に基礎をおく経済への転換は、どうすれば可能になるかということです。私は、これが、特に農業に現われる大きな問題だと思います。そしてそのさいに選択可能な種々の農耕方法の一部は、流入する太陽エネルギーをもっと大いに利用するものです。

そこで、われわれの研究チームが編成しているサブーグル.ブの一つは、この問題についての可能性はどうなのかを、明らかにしょうとしています。

 

ローマ.クラブの第二次報告のためのものですか。

 

まあそうです。

eind〔註1〕
これらの著書の邦訳については巻末参考文献を参照。
eind〔註2〕
対談70<ァゥレリオ.ベッチェィ>参照。
eind〔註3〕
オランダのローマ.クラブ世界ブロジェクト第二号の指導者リンネマン教授から著者がえた情報にょれば、この報告は、一九七四年八月の世界人口会議に先立って一九七四年六月までに発表されうるものと推定される。
eind〔註4〕
ヮシントンにある世界銀行総裁。スゥェーデンのストックホルムで一九七二年六月五日から十六日まで開かれた国連人間現境会議で演説。
eind〔註5〕
デニス.L.メドゥズ教授は、一九七二年秋にMITを辞し、ニユーハンプシャー州ハノーバーのダートマス.カレッジに新設されたシステム分析学部の資任者となった。著者に語ったところにょれば、彼は十五人の講師および教授からなるスタッフをもった、まつたく新しい学部の創設にたずさわつている。
eind〔註6〕
邦訳『人類にあすはあるか、生き残り運助の基本綱領』、上村.海保訳、時事通信社、一九七二年。
eind〔註7〕
コンラート.ローレンツは現代の動物行動学の父であり、ドイツのゼーヴイーゼンにあるマツクス.ブランク研究所で仕事をしている。ローレンツ著、『攻擊-惡の自然誌』日高、久保訳、みすず書房、1、2、一九七〇年、を参照。
eind〔註8〕
対談26〈バリー.コモナー〉参照。

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