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Soren no tachiba. Detanto no hokani michi wa nai (The Sovjet viewpoint. No alternative to detente) (1983)

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Soren no tachiba. Detanto no hokani michi wa nai (The Sovjet viewpoint. No alternative to detente)

(1983)–Georgi Arbatov, Willem Oltmans–rechtenstatus Auteursrechtelijk beschermd

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1 米中接近の再解釈

- 中国に取り入るのが最近のワシントンの流行だが、この点について。

A 西側、なかでもアメリカは毛沢東の反ソ主義にかけたが、これは中国との経済的な結び付きを発展させ、中国に軍事援助を与えれば、中国は自分たちの同盟国になり、この結果、世界的な力の均衡が激しく変化した場合に備えられると踏んだからである。

心理的には、長年、中国にまつわる神話とも、いくぶん関係があるかもしれない。リチャード・ニクソンのいわゆる「画期的な」極東旅行の後でワシントンに有頂天の気分が広がっていた時だけに、この神話が特に強い刺激を受けたのはほぼ間違いない。異国情緒と未知のものを美化するのは、人間の弱点である。だから、中国人は東洋に対するこうした態度をうまく利用し、中国を訪れるアメリカ

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人に対し、世界最大の民族にまつわるある種の神秘性を印象づけたのである。

数千年の歴史、古い文化.素晴らしい料理.西側とは異なった人間の価値観.おそらくこうしたものが一体となって.アメリカの訪問客をほとんど圧倒するくらい魅了し.夢中にさせたのであろう。

政治的な決まり文句でも、非常に異なった言語と非常に異なった言い回しで使われれば、何か隠れた意味や魅力や英知を含んでいると思えることもある。どんなに巧妙に北京の指導者たちは、ホワイトハウスやキャピトルヒル(米議会)やウォ-ルストリートの要人たちの間に新たに燃え上がったこの好奇心を育て励ましたことか.中国と面と向かってつき合ってきた長い経験を持つ中国の隣人たちに、この

中国の神秘性なるものを売り込むのはずっと難しい。この隣人たちにとっては、万事がもっと単純にみえるようだ。

「力の均衡」はもう通用しない

- 中国に対する西側の新しい態度のレアルポリティーク(現実政治)の側面についてはどう考えるか。西側と中国との間に関係がなかったことが、異常ではないなどと主張するつもりはない。

一九四九年の中華人民共和国樹立後、われわれはアメリカなどの西側諸国が中国の新政府を承認し、正常な外交関係を樹立し,中国の国連加盟を認めるよう説得するのに全力を尽くした。しかし西側はしりごみした.さらに,中国の外交的承認を要求したアメリカの中国学者や外交官の多くは、マッカーシー時代に脅迫され.ブラックリストに載せられた。

とにかく.中国と西側との和解は、毛指導部が攻撃的な反ソ的態度をとるようになって初めて.実現したということである。そのような和解がわれわれの懸念を引き起こしたのは、至極当然である。

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- しかし西側.特にアメリカの立場からすれば.中国との関係を改善することで.ソ連に対する立場を強化しようとするのは,もっともなことだったのではないか。

Aあなたはかなり率直で単純な言い回しで、問題の政策が概念としてよって立つ基盤.すなわち一九世紀的な力の均衡ゲームを表現してくれた。このゲームの本質は、天秤の自分のほうに余分のおもりを載せて、自分の力を増やすことにある。

- しかし.それは至ってもっともなことではないか。

Aそうした政策が,もっともかどうかについては.重大な疑問がある。少なくとも、核兵器による皆殺しを防ぎ、国際関係に安定を保障しようとすれば、この疑問は当然だ。

- ーこの種の政策を支持する人たちは.メッテルニヒ、タレーラン.カスルレーの神聖な亡霊たちを引き合いに出し.この三人こそが一八一五年のウィーン会議で、安定と平和を保障する「力の均衡」の諸原則を明文化し.さらにこれを神聖なものにすることもできた、と主張している,A「力の均衡」政策の現代の支持者たちは.その点.当時と現代が類似しているとみている。

しかしまさにこの対比からしても.なぜこの古い概念が二〇世紀の最筏の四半世紀には通用しないかがわかる(ちなみに.当時でもこの政策はあまりうまくは運ばなかった。また平和そのものがその政策の目的でもなかった。主要な目標は現状維持を図ることだった)。世界はあまりに大きく変わってしまった。

一つだけ例をとってみよう。前世紀の前半では.誤算から均衡が破れた際.最悪の場合でも、欧州の国境が書き変えられたり.王朝が交代したりというた事態しか予想されなかった。こうした変化はすぺて規模がかなり限られていたし.しばしば元に戻すことができた。歴史の流れが,結局は一九世紀

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の「現実政治家」を抑え、矯正することができたのである。

したがって、ウィーン会議の取り決めがヨーロッパにたいした安定をもたらさなかったとしても、少なくとも、ヨーロッパ文明を破壊することは考えられなかった。

今日では、力の均衡という概念がもたらす状況は当時とは異なり、均衡ゲームの参加国が敵対する一国ないし数力国を破滅させる核能力を持つこともありうるし、ややもすると、課算から取り返しのつかない結果を招くこともある。このような状況で安定などを考えるのはナンセンスである。最悪の場合のシナリオが現実にならないとしても、そんな現実まがいの世界では、実際に戦争の試練を招かずに、中国と手を組んで得するなどということは想像しがたい。

緊張緩和に反ナる「中国力ード」

- ソ連と中国との問の戦争の一般的な可能性についてどう考えるか。

A われわれはそのような戦争を望んでいないし、戦争を避けるために全力を尽くす用意がある。そればかりか、中国との関係を正常化したいと思っている。周知の事実だが、われわれは交渉できる時はいつでも、中国との交渉を続けてきた。

- しかし中国を訪れた西側の人たちはだれでも帰って来ると、あらゆるレベルの中国人か

らソ連の中国侵略が差し迫っていると言われた、と報告している。

A 中国人にかつて、よくそう言ったものだ。しかし中国の指導者たちが、当時でも本当に見かけほどソ連の「侵略」を恐れたり、ソ連が対中戦争を計画していると実際に考えたりしていたかとなると、これは非常に疑わしい。仮に酉側の地政学者の目を通して、この問題を見たとしでも、ソ連が中国を攻撃するなどということはまったく馬鹿げた考えであろう。

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- ズビグニュー・ブレジソスキーがいつか書いていたことだが、彼は中国がもっと安定した米ソ関係の形式に意義ある貢献ができるはずだ、と考えていた。

A 確かに彼はそう書いている。しかし本当に言おうとしたことは何だったのだろうか。その点は思い起こしてもらえるだろうが、ソ連を脅すために中国の脅威を利用しようというある種の幻想を抱いたことが、アメリカが七九.八〇年に緊張緩和の道からはずれ、険しく危険な対決の道に踏み出した重要な理由だったのである。ブレジソスキーが安定した正常なソ米関係を心から望んでいたとにとても考えられ版い。

彼が両国関係を安定させるために「中国力ード」を使うというのは、ソ連が絶対に同意できないたぐいの安定を図るためだったのだ。「中国力!ド」-トランプゲームのポーカーからきているこの言葉の背後には、冷笑的で、ごまかしの冒険主義的なやり口が隠されている-の本当の意味は、緊張緩和とは何の関係もない。実際に狙っているのは、中国指導部の態度から、西側にとって目先の利益を得ることなのだ。

こうした試みは、アメリカ自身の長期的な目標や利益さえまったく無視している。アメリカは、ソ連と中国との関係が重大な困難に見舞われている問に、早く政治的利益をあげようと懸命になるあまり、長期的な結果には目をつぶっているように思われる。すでにアメリカの対中政策は、不安定な情勢に拍車をかけ、緊張緩和を損ない、さらにアジアの政治情勢を悪化させた。

- しかし、しょせん国際関係のゲームとはそうしたものではないのか。中国もアメリカ・カードを使っているのではないか。

A その通り、中国もそうだった。しかも私の見るところ、中国は.アメリカが「中国力ード」を使うよりも、うまくゲームを進あてきた。

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[p. 327]

- 米中貿易は倍増し、八〇年代には三倍になるかもしれない。

A貿易が倍増したり、たとえ三倍増したりしても、増えはじめたころが低い水準にあったことを考えると、それほど重要なことではない。中国の近代化計画についてのニュースがアメリカに伝わり、正常な外交関係が樹立されると、アメリカの実業界は欣喜雀躍といった体だった。中国には、まるで洪水のように、アメリカや日本など西側諸国の実業人の代表団が押し寄せた。契約がたくさん調印された。しかし今では、西側企業の重役室にはもっと冷静な空気が支配している。

その理由は、近代化計画が大幅に削減され、契約の多くが中止されたり、大量のクレジットが使用されなかったりしたからだ。中国人自身が、これまでよりも幾らか慎重に将来を考えている。

- 中国がこれまでよりも慎重な態度をとっている、という兆候はどこにみられるか。さらに幅広い質問だが、ソ連では中国内部の最近の変化をどう見ているか。

A中国の国内情勢は、きわめて複雑な問題だ。私は中国の専門家ではなく、中国専門家の推測に頼るほかない。

中国は周知のように、二〇年近くも非常に困難な時期を経験してきた。「大躍進」と「文化革命」は、中国の経済を阻害し、深刻な社会・政治的、道徳的危機を招き、中国共産党を疲弊させ、その方向を誤らせた。社会・経済開発をめぐり中国でこれまで無視されてきた大量の諸問題は、酉側や.まして西側の軍事援助にもっぱら頼ることでは解決できないということが、中国には今やわかってきたように思われる。

われわれソ連国民は、中国の指導者たちが中国国民にとって平和、緊張緩和、隣国との協力がぜひとも必要であることを認識し、こうした認識に応じて政策を進め、新たな措置をとることを希望している。

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[p. 328]

- 中国が西側から近代兵器を入手する可能性について、ソ連の態度はどうか。

A当然のことだが、われわれは、中国と西側との間の軍事的な結び付きの拡大強化は反ソ同盟を目指す動きであり、国際的な安全保障にとって多くの危険をはらむ動きだと考える。

レーガンの矛盾とジレンマ

- レーガン政権の下で米中和解に新たな障害が生じていることをどう説明するか。レーガンにソ連を「封じ込める」ことに非常に熱心だから、米中和解を促進しても当然だと思われたのだが。

Aレーガン政権の中国に対する態度はやや矛盾している。一方で、レーガン政権はこれまでの政権同様、中国がソ連に対して、ある種の「釣り合いのおもり」の役割を果たすことを期待している。もう一方では、レーガンとその一派の独断的な反共主義があり、彼らにとっては、中華人民共和国は相変わらず「赤色中国」であり、「自由中国」すなわちアメリカが樹立し、アメリカと同盟している台北政権と並ぶ存在なのである。

中国をめぐるアメリカの保守派の伝統的な立場というのは、中国がアメリカにとって本当に価値があるかどうかについて、懐疑的なのがつねにその特徴であった。レイ・クライン〔元CIA副長官〕やゴールドウォーター上院議員といった人たちは、中国が反ソ的な言辞でアメリカの援助を手に入れても、行動の自由を保持し、太平洋地域と「第三世界」では、その国力の増大を利用して、アメリカの利益に立ち向かうのではないかと心配している。

 

この保守派の論理によると、アメリカは中国に一定の保証を要求し、もっと圧力をかけるべきだということになる。同時に保守派の人たちは、インド洋におけるアメリカの軍事的存在が増大している

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[p. 329]

ことから、五〇万の軍隊を持つ台湾を、ますます戦略的に重要になる頼りがいのある同盟国とみなしている。

レーガン政権はまた、熱狂的な民族主義、つまりアメリカの利益をもっと頑固にあからさまに促進しようとする態度が特徴になっている。だからこそ、アメリカの対中姿勢からは、かつてのへつらいやお世辞が姿を消し、ほとんど命令的な調子と「中国はほかに行き場所がない」という新たな自信がこれにとって代わったのだ。実際のところ、同じような傾向は同盟国に対するレーガン政権にも見てとれる。

これらの要因がもとで、米中関係がある程度冷却化したのである。しかし、このことから長期的な結諭を引き出すのは時期尚早である。

- ブレジネフ書記長は一九八二年三月、タシケントでの演説で、ソ連がどんな前提条件もつけず、中ソ関係の改善について交渉する用意があると強調した。これはどう理解すべきか。

A 隣国である中国との関係正常化は、ソ連の外交政策の最も重要な目的の一つだった、われわれに、遅かれ早かれこの目的が実現することを希望したし、引き続き希望している。レオニード・ブレジネフはあなたが触れた同じ演説で、ソ連は中国指導者の政策.特に外交政策の多くの点を批判したが、中国の内政問題に干渉しようとしたり、中国における社会主義秩序の存在を否定したりしたことは一度もない、と指摘している。

ソ中関係の改善をめぐる交渉は、もしこれが成功すれば、アジアと全世界における平和の強化にとって、長期にわたって大きな重要性を持つことになるかもしれない、とわれわれは考える。両国関係が改善されても、第三国に損害を与えることはないだろう。


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