Skiplinks

  • Tekst
  • Verantwoording en downloads
  • Doorverwijzing en noten
Logo DBNL Ga naar de homepage
Logo DBNL

Hoofdmenu

  • Literatuur & taal
    • Auteurs
    • Beschikbare titels
    • Literatuur
    • Taalkunde
    • Collectie Limburg
    • Collectie Friesland
    • Collectie Suriname
    • Collectie Zuid-Afrika
  • Selecties
    • Collectie jeugdliteratuur
    • Basisbibliotheek
    • Tijdschriften/jaarboeken
    • Naslagwerken
    • Collectie e-books
    • Collectie publiek domein
    • Calendarium
    • Atlas
  • Periode
    • Middeleeuwen
    • Periode 1550-1700
    • Achttiende eeuw
    • Negentiende eeuw
    • Twintigste eeuw
    • Eenentwintigste eeuw
‘Seicho no genkai’ o meguru sekai chishikijin 71-nin no shogen (1973)

Informatie terzijde

Titelpagina van ‘Seicho no genkai’ o meguru sekai chishikijin 71-nin no shogen
Afbeelding van ‘Seicho no genkai’ o meguru sekai chishikijin 71-nin no shogenToon afbeelding van titelpagina van ‘Seicho no genkai’ o meguru sekai chishikijin 71-nin no shogen

  • Verantwoording
  • Inhoudsopgave

Downloads

Scans (206.26 MB)

XML (1.62 MB)

tekstbestand






Genre

non-fictie

Subgenre

vertaling


© zie Auteursrecht en gebruiksvoorwaarden.

‘Seicho no genkai’ o meguru sekai chishikijin 71-nin no shogen

(1973)–Willem Oltmans–rechtenstatus Auteursrechtelijk beschermd

Vorige Volgende
[pagina 5]
[p. 5]

日本語ヘの序

大来佐武郎

オルトマンズの『成長の限界』をめぐる対談録の日本訳が公文俊平氏とその協力者の手によって作成され、日贸出版社の吉崎厳常務の熱意によって原著が出てから短時間で出版のはこびにいたったことは、まことによろこばしいことである。ローマ.クラブの委嘱にもとずきマサチユセツツ工科大学 (MIT) のデニス.メドウズ助教授およびその協力者達によって作成された報告書『成長の限界』 (The Limits to Crowth) をめぐって、主として欧米の識者達に著者が直接面談した記録を整理したものがこの本の内容である。

私は、一九六九年六月、バリにあるOECD〔経済協力開発機構) のアレクサンダー.キング科学局長の室でローマ.クラブの主宰者アウレリオ.ベッチェィ氏と会った際に、参加をすすめられ、いらい、ローマ.クラブの常任委員会のメンバーとしてその活動に参画している立場にある。著者のオルトマンズには、一九七二年六月ストックホルムで開かれた国連入間環境会議に出席していたときにはじめて会った。彼は、いま欧米の識者達に会って『成長の限界』についての意見をききつつある。これをまず一冊の書物にまとめ、さらにそのあとで、ソ連、東欧、アジア、 アフリカ、ラテン.アメリカの識者の意見をたずねる予定で、日本も訪問するつもりであるから、協力をお願いしたいと述べていた。まだ彼の訪日は実現していないが、近いうちに来日するものと思われる。

[pagina 6]
[p. 6]

『成長の限界』が何であるかを知るためには、昨年五月にダイヤモンド社から出版された訳書をまず一読することが早みちである。原書の英文は昨年三月アメリカのボトマック.アソシエーツから出版され、その後一年の間に、普及版をふくめて三十五万部売れ、訳書はドイツ語二十二万、ォランダ紐二十三万、イタリー語八万、ヮランス語三万、日本語四万、スペイン語一万、その他十数カ国語に翻訳され、全世界にわたる出版部数は百十七万に達したと報告されている。

MIT報告『成長の限界』については、このように世界的な反響を呼び、賛否両論が活発に討論されている。方法論が粗雑であるとか、技術進歩の可能性を過少評価しているとか、分析が機械的で社会的あるいは文化的考察が不足しているとか、さまざまな批判もあるが、大多数のコメントは、多少方法論に問題があるとしても、人間社会が真剣にとり組まなければならない重要な問題を提起しているとして、その意義を高く評価している。ォルトマンズのこの書は、直接各方面の人々のコメントを編集し たものであるから『成長の限界』にたいする世界的反響を知るうえにきわめて有用である。

ローマ.グラブはその活動の第一段階で、MITのメドウス.グルーブに研究を依嘱したのであって、『成長の限界』の内容を必ずしもそのまま認めているわけではない。ローマ.グラブの常任委員会の見解は、『成長の限界』の巻末に付けられたコメンタリーのなかで述べられている。さらにローマ.クラブでは、現在第二段階の活動に足をふみ入れている。本年一月バリの近郊ジョイ.アン.ジョサで開かれた総会で配られた「ローマ.グラブ-その新しい出発」はローマ.クラブのこれまでの活動、将来の方針等につ いて、要領よくとりまとめている。 (日本語訳は「科学技術と経済の会」のローマ.クラブの日本事務局から出ている)

ローマ.クラブの主宰者べッチェイ博士の問題意識は、表面稹、埋藏資源、環境システムなどが有限の地球の上で、人口と物的生産が幾何級数で伸びつづけることがどこまで可能であろうかという疑問から出発している。

第二段階作業として、世界各地でいくつかのグルーブが、MITの研究をさらに掘り下げたり、新しい角度からローマ.クラブの問題に取り組んでいる。たとえばォランダのテインペルヘン、リンネマンのグル-ブは、本

[pagina 7]
[p. 7]

書のなかで、ティンべルヘンが語っているように、世界をいくつかの地域にわけ、また資源やエ茱の将来について「人口倍増の世界」という見地から検討を加えている。ラテン.アメリヵのグルーブは、後進地域の立場から、成長の限界を見なおす作業を行っている。茅陽一東大助教授を主査とする日本のグルーブは、資源の限界についての個別的な検討、世界分布モデル、日本社会の価値体系等についての作業を行っている。

貧しい社会では、物的生産の增大は、福祉の向上に直接つながっている。食糧の増産によって空き腹をみたすことは人間の生存にとって、最低限必要なことである。しかし生産が增加し、経済が敗かになるにつれて、欲望は多样化し、物的な豊かさが必ずしも生活の質的向上とつながらなくなってくる。人々は環境の保全が、より大きな生產活動よりも価値があると唱えはじめる。

人々はまた、現代の先進国社会が、あまりにも資源や、エネルギーの浪費の上に成立っているのではないかとうたがいはじめている。使い捨てを奨励するかわりに、できるだけ長もちする商品を奨励することによって、資源、ェネルギー消費を節約し、廃品の発生率を引下げることも経済政策の課题となりつつある。

一方、成長の限界を心配するよりも、成長の可能性をたかめることがより重要だという意見も強い。自勤車や洗剤のように使利なものをより多くの人々が求めるのは当然のことであり、先進国の社会でも物的欲望がみたされない多数の人々が存在する以上、経済成長によってものの供給を豊かにすることが依然として現代社会のもっとも重要な課題だというのである。また経済成長があってこそ、汚染を減らし、環境を改善するための投資が可能となるのであって、成長がとまれば、環境はむしろ悪 化するだろう。また成長があって初めて、経済力の增加分を新しい社会的必要に向けて配分することが政治的に可能となるというのである。

一方開発途上国の人々は、世界の資源を消耗し、環境を悪化しているのは、主として先進工業国であり、貧しい国々の必要を先取りしていると非難している。成長の限界があるとすれば、それはまず先進国が考えることで、われわれは、まず経済成長によって貧困から脱却しなければならない。われわれが濁った水を飲み、ろくに栄養もとれないでいるのも、貧しいからであり、開発途上国にとっては貧困こそ最大の汚染であると論じている。一

[pagina 8]
[p. 8]

方人口の増加が三十年で世界人ロを倍増させる勢で続くならば、人口と食糧のアンバランスを深刻化させるおそれなしとしない。地球上の耕地面積は有限であり、より多くの入口に、より栄養の高い食物を供給するために、農業の生産性を大幅に引き上げねばならないが、同時に先進、後進両地域を通じて、人口のゼロ成長をやがては達成せねばならないであろう。

経済成長について、成長の限界や、ゼロ成長を論ずることは誤解を招きやすい。むしろ生活の質の向上をふくむ人間社会のたえざる進歩向上を否定することのない「持続可能な成長」をいかに実現するかという積極面を強調すべきであろう。われわれの世代のみならず、子も孫も安住し得る世界をつくるために努力することがわれわれの課題なのである。

ローマ.クラブの投じた一石は、世界的な波紋をよびおこしたが、本書の内容はそれがどのようなものかを知るうえにきわめて有用である。

装幀/林立人


Vorige Volgende

Footer navigatie

Logo DBNL Logo DBNL

Over DBNL

  • Wat is DBNL?
  • Over ons
  • Selectie- en editieverantwoording

Voor gebruikers

  • Gebruiksvoorwaarden/Terms of Use
  • Informatie voor rechthebbenden
  • Disclaimer
  • Privacy
  • Toegankelijkheid

Contact

  • Contactformulier
  • Veelgestelde vragen
  • Vacatures
Logo DBNL

Partners

Ga naar kb.nl logo KB
Ga naar taalunie.org logo TaalUnie
Ga naar vlaamse-erfgoedbibliotheken.be logo Vlaamse Erfgoedbibliotheken