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Soren no tachiba. Detanto no hokani michi wa nai (The Sovjet viewpoint. No alternative to detente) (1983)

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Titelpagina van Soren no tachiba. Detanto no hokani michi wa nai (The Sovjet viewpoint. No alternative to detente)
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Soren no tachiba. Detanto no hokani michi wa nai (The Sovjet viewpoint. No alternative to detente)

(1983)–Georgi Arbatov, Willem Oltmans–rechtenstatus Auteursrechtelijk beschermd

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[pagina 4]
[p. 4]

ソ連の「公的本音」 - 訳者まえがき

日本がこれからも平和を確保していくうえで何よりも重要なのは、アメリカ、ソ連、中国三国との関係であろう。なかでも米ソ両国が核超大国として、文字通り人類の運命を握っているからには、この両国との関係は死活的に重要である。

そして日本が戦後三八年間、安全保障をアメリカの核の傘に依存し、これからも当分、いわゆる日米安保体制に変化がないとすれば、米ソ関係のありようが曰本の平和と安全に直接、間接にかかわってくることは否定できない。

その米ソ関係はいま、二〇年あまり前のキューバ危機以来、最悪の状態にあるとさえいわれている。 七〇年代前半、人類に希望の火をともしたかにみえたデタント(緊張緩和)はとっくに色あせ、世界は 冷戦時代に逆行しつつある印象さえある。

サハリソ上空での大韓航空機撃墜事件の真相はまだベールに包まれたままだが、少なくともこうし

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[p. 5]

た米ソ両国間の激しい相互不信が、事件の背景にあることだけは確かであろう。

*

ここに訳出したゲオルギー・アルバトフの『ソ連の立場』(Georgi Arbatov and Willem Oltmans The Soviet Viewpoint, 1983)は、ソ連の対米不信、特にレーガン政権への強い警戒心の理由や背景を知るうえで、きわめて貴重である。人間関係でも、国家間の関係でも、敵対関係や紛争を解決するには、まずお互いが相手の立場や考え方を正しく理解しなければならない。

本書は米ソ関係を軸とする束西関係だけではなく、ソ連の対中、対日政策はもちろん、人権問題、人類の未来展望に至るさまざまな問題についてソ連の見解を集大成しており、対ソ政策にたずさわる政府関係者やソ連研究者にとってばかりでなく、ソ連の立場を知ろうとする一般読者にとっても、不可欠の文献となることは疑いない。

アルバトフ氏は、一九二三年ウクライナ共和国のヘルソンに生まれ、第二次大戦中はヨーロッバ戦線に従軍、一九四九年モスクワ国際関係大学を卒業、ジャーナリストとなった。一九六二年から六四年まで世界経済国際関係研究所で米ソ関係の研究に従事。一九六七年、アメリカ研究所創設とともに所長となった(同研究所は一九七六年、アメリカ・カナダ研究所と名称を変更)。

本来歴史学者で、科学アカデミー会員、八一年以来、党中央委員会委員でもある。この間六四年からは、当時党中央委書記だったユーリ・アンドロボフ現書記長兼最高会議幹部会議長の顧問となり、ブレジネフ死後は同書記長の有力外交ブレーン、「ソ連外交の設計者」とみられている。

一九六七年以来、パグウォッシュ会議、一九六九年からダートマス会議、また一九八〇年からは、軍縮と安全保障問題に関する独立委員会(パルメ委員会)にそれぞれ参加、一九七三年の米ソ(ニクソン・ブレジネフ)首脳会談に出席した。米ソ両国の議会同士の接触にも長期間、積極的にたずさわってきた。

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[p. 6]

この経歴から察せられるように、現在のソ連の外交政策を権威をもって語るうえで、まさにうってつけの人物といえるだろう。日本にも何度か来ており、知己が多く、日本の実情にも通じている。

著書に『マルクス・レーニン主義の原則』(共著、一九五八年)『今日の国際関係におけるイデオロギー闘争』(一九七〇年)、『アメリカ - 現代の管理方法』(一九七一年)、『ニクソン・ドクトリン』(一九七二年)、『アメリカ - 科学技術革命と外交政策の傾向』(研究チームの責任者、一九七四年)、『科学技術革命時代における米世界戦略』(一九七九年)などがある。

本書は、アルバトフ氏が才ランダの著名なジャーナリスト、ウィレム・オルトマンス氏の質問に答えるインタビュー形式をとっており、オルトマンス氏はソ連の体制や政策について、ソ連に批判的だったり、不快感を催させたりするような質問を幾つもぶつけて、ソ連の‘本音’を引き出すことに努めている。同氏はアルバトフ氏とのインタビューに先立ち、アメリカの多数の政策担当者やソ連研究者と会い、意見を聞いたうえで、一五〇にも上る質問項目を用意し、事前に書面でアルバトフ氏に提出した 。

したがってアルバトフ氏の回答は即席のものではなく、きわめて周到に準備されたものである。インタビユーは一九七九年から入一年にかけて英語で行なわれたが、本書はさらに、レーガン政権前半二年間の情勢をカバーするために、多くの追加や訂正、削除などが行なわれた最新版である。

ここに訳出したのは、アルバトフ氏から直接サイマル出版会に送られてきた英文タイブ原稿である。本書は、まず八一年に西ドイッのログナーベルンハルト社からドイツ語で出版され、八三年三月にはアメリカのドッド・ミード社から英語版が出た。ソ連では一一月にノーボスチ通信社出版局からロシア語版が発行される。また、本書の「はじめに」は、ソ連での出版に先立ってサイマル出版会に送られてきた、ロシア語版の「まえがき」である。

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[p. 7]

*

本書の英語版には、長年、米上院外交委員長を務めたウィリアム・フルブライト氏が推薦の言葉を寄せたばかりではなく、第二次大戦後、国務省の政策企画委員長を務め、対ソ封じ込め政策の生みの親で、駐ソ大使でもあったジョ-ジ・ケナン氏も「米ソ両国間に建設的対話が始まることを期待するすべての人びとの注目に値する」と推奨した。

また、ニュ-ヨ-ク・タイムズ・ブック・レビュ-誌(八三年七月一○日号)の書評で、著名なソ連研究者であるマ-シャル・シュルマン教授(コロンビア大学W・アベレル・ハリマン・ソ連高等研究所)は、「人類がその破壊力を制御できるかどうかを決める、宿命的な対話を進めるに当たっての重要な文献」と評した。

本書が、レ-ガソ政権下での米ソ関係悪化を憂えるアメリカのリベラル派から、このような高い評価を受けたのは、アルバトフ氏自身「おそらく歴史上、最も長い」インタビュ-と言う形式を借りて、ソ連がアメリカを、そして世界をどのように見ているかを、これまでのソ連要人からは期待できなかったような率直さで、詳しく語っているからであろう。とはいっても、アルバトフ氏は「日本語版によせて」でも主張しているように、米ソ関係悪化の責任は挙げてアメリカにあるとして、ソ連の非はほ とんど何-つ認めていない。

ソ連からアメリカに移住したソ連研究者であるディミトリ・サイムズ・カーネギ-国際平和研究所上級研究員ば、アメリカ外交問題評議会の作業班「ソ連とレ-ガン政権」の会合に提出したリポ-トのなかで、こう述べている。

「外部の者が公式のソ連の考えを、かなりの正確さで知りうることはほとんどない。米国についての公式の考え方もその例外ではない。自分に都合のいいソ連のプロパガンダの犠牲になる危険がつねに

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[p. 8]

ある。ソ連の報道機関は、専門評論誌ですら、少なくとも知らせるということと同時に影響を与える使命を負わされている」(「エコノ・ミスト」八三年八月二日号、毎日新聞社)

このような状況のなかで本書は、公式のソ連の考え方をかなりの正確さで伝えていることは間違いない。本書がアメリカ側からみれば、ひとりよがりともいえる見解を多く含みながらも、アメリカでも出版の意義を認められたのは、その点の価値が評価されたからであろう。サイムズ氏も、アルバトフ氏を「比較的穏健とされる」人物と形容し、さきのリボートのなかでもその発言をかなり引用している。

本書を日本で出版することに踏み切ったサイマル出版会の田村勝夫社長は、アルパトフ氏の見解をソ連の「公的本音」と位置づけたが、うまいことを言われたものである。昨今の日本では「ソ連の脅威」論が盛んだが、アルパトフ氏は本書のなかで「......西側に恐怖があったことを認めるにしても、脅威にさらされていると感じる理由は.ソ連のほうがはるかに多かった」と述べている。この発言からみても、ソ連もまた、日本あるいは日米安保体制に脅威を感じる理由があることを理解しないかぎり,日ソ 間の真の対話は実現できないのではないだろうか。

日ソ関係の歴史は、その前史としての日露戦争に次いで、ロシア革命後のシベリア出兵、第二次大戦中の経験、戦後未解決の北方領土問題、近くは大韓航空機駐墜事件と相互不信を増幅させてきたが、日本の平和と安全にとってソ連との平和共存が不可欠なことも自明である。その意味で本書は.日ソ関係の将来を考えるうえで、また日ソ関係にとどまらず、日本が否応なく世界的視野で国際関係を考え対処していくべき時代に当たって、時宜を得た資料として役立つにちがいない。

本書の訳出に当たっては、訳者の同僚である坂本英昌、浜島高而、横川隼夫三氏の協力を得た。ま

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[p. 9]

たアルバトフ氏の「日本語版によせて」と「はじめに」は原稿がロシア語で送られてきたため、モスクワ特派員を務めたこともある浜島氏の手をわずらわせた。本来は三氏との共訳とすべきだが、訳文全体を点検し、文体の統一に当たった佐藤、藤田が訳者を代表することにした。ここに三氏に深く感謝の意を表したい。翻訳に当たっては、ドイツ語版も参照、正確を期するとともに、インタビューの雰囲気をできるだけ忠実に伝えるため、わかりやすさを旨とした。訳注は〔8ボ〕で示した。

そもそも本書が日本で出版されることになったのは、アルパトフ氏がバルメ委員会の一員として一九八一年一二月に来日した際、田村社長が同氏からドイツ語版に続いてアメリカでの本書出版の計画を打ち明けられ、その後、ドイッ語版を検討した結果、翻訳出版を決意されたからである。

対ソ理解に情熱を傾け、これまでにも数多くのソ連についての本を出版されている田村社長の英断がなければ、本書が日本で日の目を見ることはなかったであろう。編集に当たられた横山秀男、清水信太郎両氏はじめ、スタッフの皆さんのご協力に心から感謝している。(一九八三年一〇月)

佐藤信行
藤田博司

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